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当院の虫歯・歯周病治療 2018-12-10

茎が痩せてしまったら?

みなさん、こんにちは!

段々と寒い日が増えて来ていますが、体調などお変わりないですか?

鏡で自分の歯を見たときに、あれ?歯茎が下がっている気がする、、、と思ったことはありませんか?

それは、“歯肉退縮”の状態になっているかもしれません。

歯肉退縮とは、歯茎(歯肉)が何らかの原因で下がり、歯根が露出した状態のことをいいます。

歯肉退縮原因としてあげられるのは

・歯周病

→歯周病とは、歯の周りの組織(歯周組織)に炎症が起こっている病気のことです。

歯周病が進行すると歯を支えている顎の骨が溶けて行ってしまいます。骨がどんどん溶けて下がって行くと、同じように歯肉も下がっていくのです。

・噛み合わせの不正

→噛み合わせが悪いと、力が均等にかからず一部分に大きな負担となることがあります。その部分の歯肉が下がっていきます。

・歯ぎしり、食いしばり

→噛み合わせの不正と同じように、歯に大きな負担となる歯ぎしり、食いしばりは歯肉が下がっていく原因です。

・歯磨きのしすぎ

→間違った方法で歯ブラシを当てていたり、歯磨きの時に過度な力をかけているとその圧力で歯肉が下がってしまいます。

歯肉退縮の主な症状は、

・歯が長くなった気がする、歯が伸びたように思う

→歯肉が下がることで、歯の見えている部分が多くなり歯が長くなったように感じる方が多いです。

・知覚過敏

→歯肉が下がり歯の根っこが見えると、歯の構造上、刺激が神経に到達しやすくなります。

例えば、歯ブラシの時に一部分だけ痛みを感じる、冷たいものを口に含むとしみる。などの症状が感じられます。

・歯が揺れる

歯周病によって歯肉退縮が起っている場合、歯を支えている骨がない状態なので歯がグラグラと揺れる症状が出ます。

歯肉退縮の治療について

治療を行うには、まず原因を除去する必要があります。

歯周病が原因の場合、奥田歯科医院では担当の歯科衛生士がしっかり歯周病治療を行います!

しかし、しっかり治療を行い原因がなくなった後でも、なかなか歯肉退縮が改善しない場合もあります。

その場合は、外科治療を行います。

外科治療にはFGG(遊離歯肉移植術:ゆうりしにくいしょくじゅつ)とCTG(結合組織移植術:けつごうそしきいしょくじゅつ)の2種類あります。

FGG(遊離歯肉移植術:ゆうりしにくいしょくじゅつ)

歯肉組織の破壊によって歯肉が退縮してしまった部分に、別の場所の歯肉を移植する手術です。

上皮組織と結合組織と呼ばれる2層の組織を切り取って移植します。上皮ごと移植するため、移植後に周囲の歯肉との色の違いが見られる場合があります。手術では、上顎の口蓋から切り取った歯肉を露出部分に縫合して固定します。

CTG(結合組織移植術:けつごうそしきいしょくじゅつ)

上皮組織と結合組織の2層の組織を移植するFGGに対して、CTGでは結合組織のみを移植します。上顎の口蓋から上皮組織の内側にある結合組織を切り取って、もともとあった上皮組織を上から被せて縫合することから、FGGのような周囲との違和感がないため、審美面がよく前歯に向いています。

これらの外科治療は、患者様自身の歯磨き状態や歯周病の状態がよくなっていないと行うことができません。

もし、自分の歯肉も下がっているかも??と思われる方は、一度ご相談ください!!

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