保険治療と自費治療の違い
こんにちは
今回の豆知識ブログのテーマは、
保険治療と自費治療の違い
についてです。ちなみにぶっちゃけるとほぼお金の話になってしまいました笑。
さて皆さんは、自費治療についてどんなイメージをお持ちでしょうか。
【値段が高い】
このイメージが一番多いと思います。
今日はなぜ、自費治療はこんなにも高いのか、逆に保険治療はなぜ自費治療と比べてこんなにも安いのかについてお話しします。
まず、保険治療と自費治療の特徴について簡単にまとめてみました。
| 保険治療 | 安い
使われる材料が限られる 金額が国によって決められている |
| 自費治療 |
保険診療と比べて高い(ことが多い) より良い材料が使える 金額は医院によって変わる 色・形など患者さまの要望に可能な限り応えられる |
これらを一つずつ説明していきますね。
まずは、保険診療から。
① 安い
保険料というのは、通常3割負担ですよね。
なので、診療後にお支払いいただく金額というのは、治療費の一部分(3割)です。
1回の治療で10000円を超えることは保険診療でも珍しくありません。
しかし、1回の治療のお支払いが1万円を超えることはそんなにないでしょう。
それは、10000円の治療でもお支払いは3300円程度だからです。
つまり、治療費の一部分のみの負担だから安く感じるというわけです。
② 材料が限られる
保険治療は、基本的に使われる材料が限られています。
それは保険治療というものが、
決められた手順で、決められた材料で治療をすればその治療を保証しますよ
という制度だからです。
もちろん、保険適用外の材料もたくさんあります。
そういう材料を使う場合は、
「保険適用外なので患者さま自身で全額負担してね」
ということになるのです。
③ 金額が国によって決められている
保険治療は、この治療は○○円というのが決められています。
どれだけ治療に時間をかけても、どれだけ良い材料を使っても、一つの治療に対する金額というのは変わりません。
以上の特徴により、保険診療では全国どこの歯科医院でも同じ内容の治療が受けられるのです。
次に自費治療について。
① 高い
まず、値段についてですが保険治療ではないので10割負担です。
治療費を全額患者さまに負担していただかなくてはなりません。
さらに、より良い材料というのはやはり金額も高くなってしまいます。
やはり良いものは高い…
② 良い材料が使える
ところで良い材料とは何なのか。
それは、長持ちする材料であったり、歯と同じような色(白い)であったりと“良い”材料の条件は状況によって変わってきます。
条件によって最適な材料を提案するのが我々歯科医院の仕事でもあります。
③ 金額は医院によって変わる
金額の設定は、各医院が自由に決めています。
もちろん、大体の相場を意識して値段を決めていることが多いと思いますが。
自費治療の金額には、材料費や歯科技工士に補綴物ほてつぶつ(被せ物や詰め物)を作ってもらう費用などが含まれています。
④ 色・形など患者さまの要望に可能な限り応えられる
自費治療の場合、患者さまのご要望=もっとこうしてほしいというのをできる限り取り入れることが可能です。
もちろん、医学的におかしいことはお断りしますが被せ物の色や形などご希望があれば納得していただくまで調整いたします。
以上の特徴により、自費治療は医院によって治療内容も使われる材料も、金額も様々です。
保険治療と自費治療
一概にどちらが良いとは言えません。必ずしも自費治療が必要でない場合もあります。
ですので、奥田歯科では患者さまに対してしっかり説明をさせていただき納得していただいた上で治療を行なっていきます。
疑問に思ったこと、わからないことがあればいつでもお尋ねください。



