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歯医者が教える歯と健康の話 2018-2-14

マルガムってなに??

アマルガムという言葉はご存知ですか??

歯の治療に用いる材料の一種で、詰め物に使われています。一見銀歯と同じように見えますが、成分が違います。

その日の内に治療が終えられて比較的低コストで行えるため、その歴史は長く150年以上に渡り使用されています。

 

ですが、今現在の日本では使われていない医院の方が多いです。

それはなぜでしょうか??

 

まず、安全性について疑問視されるようになりました。

アマルガムにはさまざまな金属が配合されているのですが、約50%が水銀です。お口の中は常に唾液に満たされているので、アマルガムが酸化し腐食していってしまいます。

そして、ごく微量ではありますが日々水銀が蒸散放出されていると言われています。

近年、水銀による健康被害がメディアで取り上げられるようになり、その水銀が入っているアマルガムも疑問視されるようになってきているのです。

 

その次に見た目の問題です。

同じ金属で、保険内で使用される金銀パラジウム合金いわゆる『銀歯』があります。

同じ金属で見分けがつかないと思われますが、実はアマルガムの方が銀歯よりも黒っぽい色をしています。

これは、先程お話しした酸化が原因です。

この黒っぽい色は、実は自分の歯にも影響を及ぼしていることが多く、アマルガムを外してみると、歯が黒くなっていた、、、ということはよくあります。

 

これらの事により近年ではアマルガムを使用するよりもコンポジットレジンというプラスチックのようなものを詰める歯科医院が多いのです。

コンポジットレジンは1日で治療を終えられる保険適用の材料です。最近は自分のアマルガムが気になりコンポジットレジンにやり変える方も多くいらっしゃいます。

方法は簡単です。

お口に入っているアマルガムを機械で除去し、そこに新しくコンポジットレジンを充填します。先述のように、アマルガムがあるところの歯は黒くなっていることが多く、その黒い部分も一緒に取り除くので少し歯を削る量が増えてしまいますが、治療は1日で終えられることがほとんどです。

 

しかし、コンポジットレジンにも弱点があります。

それは奥歯の、歯と歯の間の虫歯です。この部分の虫歯をコンポジットレジンで治療すると、将来的に虫歯になりやすなる可能性があります。

歯と歯の間の虫歯に特化した材料もありますので、安心してください!

 

一度鏡で自分のお口の中を観察してみてください!あなたのお口の中にアマルガムは入っていませんか?

ご自身で見てもこれはアマルガムなのか?銀歯?それとも虫歯?とよく分からないかもしれません。そんな時はいつでもスタッフに聞いてみてください!

そして気になることがあればなんでも相談してくださいね。

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