なんでお口の写真を撮るのですか??
奥田歯科では、ご来院された全ての患者さまに対して、お口の写真を撮るようにしています。
↓こういう写真ですね。

そもそもどうしてこのようなお口の中の写真を治療前後に撮るのでしょうか?
それは、
・治療前後を比較するため
・どんな治療を施したのか患者さまに説明するため
です。
例えばこの患者さまの場合、初めて撮った写真ではこのような状態です。

下の前歯に注目してみましょう。
ガタガタしていますね。この方には矯正治療を勧め、実際に治療を行ないました。
すると、下の前歯がだんだんと矯正治療によって動いていく様子が、時系列にそって確認することができます。
初診時

矯正治療の経過

上の写真より隙間が広がっているのがわかりますね
あともう少し!!
この時点で、下の引っ込んでいた前歯が歯の並びに参加しています。

このように、写真として記録を残しておくことで、治療をする側も、される側もどういう変化が起こったのかを簡単に把握できますし、治療内容の説明をする際も非常に理解がしやすくなります。
矯正治療などは、日々少しずつ歯の位置が変化しています。患者さまご自身では毎日の変化が小さすぎてわかりにくいものです。しかし、こうやって写真で比較することで、どんどん歯ならびがきれいになっていく様子がわかるのでモチベーション維持にも有効です!!
口の中で行われている歯科治療は、患者さまにとって見えない部分で行われている処置なので、写真を使って説明することで少しでも理解していただきやすいようにするために写真は必要なんです。
以上が、お口の中の写真を撮る理由、重要性です。
当院に入社したスタッフは、この写真を撮るスキルを必ず身につけることになります。
実はこれがなかなか難しい・・・というのも、写真を撮るためにお口に掛ける器具でどれだけ唇を引っ張ればいいのか、強く引っ張って痛くないのか、鏡を入れて写真を真っすぐ撮れるのか
などなど、いろんなことを気にかけながらの撮影になるからです。
もちろん先輩から新人へ、
・理想的な写真とはどのようなものなのか
・どこをどうしたら患者さまに不快な思いをさせないで済むのか
・素早くピントを合わせるにはどうしたら良いのか
といった知識やアドバイスを最初に伝えます。あとはひたすらスタッフの口を使って練習です。
練習風景は当院のTikTokやInstagramにも載せていますので、ぜひ見てみてくださいね!!
さて、たっぷり練習してもらった後は、テストを行います。
スタッフを患者さまと見立てて、制限時間内に必要な写真を撮ってもらい、その出来栄えを院長にチェックしてもらい合否を決めてもらいます。ちなみにこの試験に合格しないと、実際の患者さまのお口の写真を撮らせてもらえません。なので1回で合格するためにみんな必死で練習します。
医院によっては写真を撮ったり撮らなかったりですが、当院ではお口の中の写真をすごく重要と考えているので必須のスキルなのです。



