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歯医者が教える歯と健康の話 2020-12-24

内炎の予防は歯医者でできる!?

なんか口の中が痛いなぁ~
荒れているなぁ~
そんなときありませんか?
そんなときは、だいたい口内炎がどこかにありますよね!
食べ物が当たると痛いし、飲み物はしみるし・・・
しゃべるのもつらい口内炎!

 

口内炎の原因はまだはっきりしていません。
ただ、体調の悪いときや何らかの不調があるときに起こりやすいです。
ストレスや疲れによる免疫力の低下、
睡眠不足、栄養不足(ビタミンB2が欠乏するとなりやすいと言われています。)
ホルモンバランスの乱れなどなど・・・
内側からの原因であれば、「アフタ性口内炎」という
一般的に一番多いとされている口内炎です。

 

もうひとつは矯正器具や、入れ歯などが接触したり、
頬の内側を噛んでしまったり、歯茎が傷ついてしまったりしたときなど
物理的な刺激によっていこる「カタル性口内炎」です。

 

ということは・・・
入れ歯がお口の中に合っていなかった場合
口内炎が起きやすいと考えられます。
入れ歯を作ってから定期的に歯医者に通っていますか?
時間が経つと口腔内もだんだん変化していきます。
そのときの状態に合わせて調整した入れ歯を使うようにしましょう!

 

そしてお口の中には無数の常在菌や微生物がたくさんいます。
その菌たちが互いに牽引しあいながら健康的なバランスを保っています。
そのバランスが崩れたときに口内炎は発生しやすいのです。
菌は、歯をよく磨く人で1000~2000億個
あまり磨かない人では4000~6000個
ほとんど磨かない人では1兆個もの細菌が住み着きます。
菌を健康な状態で一定に保つために、毎日のブラッシングがかかせません。

 

みなさんはブラッシング指導を歯医者さんで受けたことはありますか?
歯茎と歯の境目に歯ブラシを当てて、細かく動かしながらゆっくり進んでいきます。
歯と歯の間は歯ブラシの先が届かないので
フロスや歯間ブラシを使うことをおすすめします。
そして奥歯で親知らずがはえていたりすると奥まで届きにくいので
先の小さいタフトブラシというのを使ってみると効果的です。
詰め物や被せ物が合っていないところに段差ができていたりすると
そこにも菌はたくさん住み着きます。
歯医者さんで適切な治療と定期検診をしていきましょう。

 

そして口内炎はだいたい1週間ほどで治っていくと言われています。
それ以上続く場合は口内炎ではない他のものが考えられます。
それは口腔ガンです。
・しこりがある(触ると硬い)
・舌の粘膜に色の変化がみられる(白い、赤いなど)
・舌粘膜のただれや口内炎のような症状が2週間以上続く
このような症状があればすぐに口腔外科を紹介をします。
自分では見分けの付きにくいものになるので
歯医者さんに行ってご相談ください!

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