お子さんの歯を守りましょう
こんにちは。
今回は子供の歯の健康についてのお話です。
お子様の成長に、お口の環境が大きく関わることをご存知でしょうか。
お口の役割といえば、大きく分けると「食べること」「話すこと」です。
これらの口腔機能を維持していくことは、生涯の生活の質を高めていく事にとても重要です。
みなさんはご自身のお子様のお口をよーく観察したことはありますか?
茶色や黒色に変色していたり穴があいていたり、または白濁している、歯並びがガタガタ、お口がポカンと開いている、などありせんか?
近年虫歯の数は減少傾向にありますが、一方で不正歯列(歯並びが悪い)が増加しています。
軟食化に伴い、顎や唇、舌の筋肉がつかず適切な口腔機能が身につかないまま成長してしまうことが原因のひとつです。
歯並びが悪いと“見た目”以外にも、
・歯が重なっていたりガタガタなため清掃しにくく、虫歯や歯周病になりやすい
・噛み合わせが悪いため上手く食事ができなかったり、咀嚼効率が下がることで消化不良を引き起こす
・発音障害が起きる
などのリスクが上がります。
もちろん、虫歯によって歯が失われていくことでもこれら同様のことが起こります。
では、お口の健康を守るためにはどうすればいいのでしょうか。
- 正しい歯磨き
1番はもちろん歯磨きによる清掃です。
虫歯は細菌による感染症ですので、細菌の数をコントロールすることで虫歯や歯周病を予防できます。
自分磨きと正しい仕上げ磨きでプラークコントロールを行います。
また、仕上げ磨きは10歳くらいまで必要です。
- 食生活
甘い食べ物やジュースばかり摂取しているとお口の中が常に酸性に傾き、歯が溶けやすい状態になってしまいます。
できるだけ砂糖の多く入っているものは控えた方が良いですが、時間を決めて摂取するなどの工夫をしましょう。
そして、チョコレートやキャラメルではなく、キシリトールのラムネなどに置き換えることをお勧めします。
- 習癖
指しゃぶりや、頬杖などの習癖は歯並びに大きな影響を与えます。
出っ歯や、顎が歪んでしまう原因になるのでできるだけ早めに治しましょう。
- 歯科検診
定期的な歯科検診を受けることで、虫歯や歯並びの確認、個々に合わせたブラッシング方法の立案、専門的な機械による徹底的なクリーニング を行い、
虫歯の早期発見・早期治療、そして予防と管理をします。
みなさんの大切なお子様のお口の健康を維持するために大事なことは、小さいうちからの予防習慣です。
なってしまってから治すのではなく、ならないようにお口の中の管理をしっかりしていきましょう。