歯医者が教える歯と健康の話
2017-10-12
子供のむしば

お子さんが虫歯になると、
「仕上げ磨きもしてるのになぜ虫歯ができるの?」と不安になりますね。
実は虫歯菌の数は3歳ごろまでに定着すると言われています。その虫歯菌の数の定着を少しでも減らせると虫歯の量は減ります。
しかしもう3歳を過ぎていたり永久歯が生えてきているお子さんにこの情報は遅いですよね。
では定着してしまった虫歯菌の数はどうすればいいのでしょうか?
毎日の食生活や歯磨きの仕方次第で自分でコントロールできるのです!
例えば、時間を決めずにお腹が空いたらおやつを食べるという子はいませんか?
虫歯菌は食べ物の中の砂糖をえさにしてどんどん活動的になります。そして食後一定時間を過ぎるとその活動も徐々に大人しくなっていきます。
では、甘いおやつをだらだらと食べてしまうとどうでしょう??
えさがずっとお口の中にある状態の虫歯菌達は、元気になってせっせと虫歯を作っていくのです!
しかも、子供の頃に生える乳歯は大人の永久歯と違って、歯の構造上虫歯がとても進行しやすいのです。
そこで、虫歯を作らないために砂糖がたくさん入っているおやつを食べた後に歯磨きをすることがとても効果的です。
お口の中から虫歯菌のえさを除去することでぐっと虫歯の発生を抑制することができます!
しかし、おやつの度に歯磨きをするのはなかなか難しいですよね。なので、おやつは決まった時間に食べるようにして、虫歯菌のえさを与える時間を減らしましょう!