こんにちは。院長の奥田です。
コロナが蔓延しており不安な毎日ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
当院では室内・待合室での換気を徹底し、清掃専門スタッフ導入による器具の消毒・滅菌に加え、診療台や操作パネルを常時、消毒液による拭掃を行っております。
できる限りの配慮をし、安心のもと治療を行なっております。
どうか心配なくご来院いただければ幸いです。
さて、先月、2月末にはなりますが、マイクロサージェリーの勉強のためスイスに約1週間行ってまいりました。
コロナがちょうど流行りだした時期でもあり、渡航できるかとても不安でしたが、無事に帰って来れました。
勉強内容はと言うと、マイクロサージェリーの大家であるRino Burkhurt先生のオフィスに出向き、マイクロを使ったインプラントや、プラスティックサージェリーのLIVE OPEを見てきました。
特に勉強になったことは手術の繊細さです。
歯肉の取り扱い、スーチャーの丁寧さなど、全てのタッチが柔らかく、低侵襲でOPEをするために必要な臨床スキルを学ぶことができました。
またOPEに臨むにあたり、術中は常に冷静であり、強いメンタルが必要であるとリノは言っており、とても共感が持てました。
テクニックだけでなく、改めてそれ以外のことを多く勉強させられました。
その他、結合組織移植の新たなトピックや今後、パブリッシュされる研究などの講義は大変興味深かったです。
そして、一番びっくりしたことは、マッシュルームのヒダを8-0の縫合糸で縫うことです。
はじめは簡単にできるだろうと思っていたのですが、大変難しく、うまくできなかったです。
マッシュルームのヒダを縫うことの繊細にびっくりしました。
日本に帰ったら練習しようと思いました。
リノ先生の診療・講義そして、とてもジェントルな人柄に大変感銘を受けた2日間でした。
その後はインプラントの大家であるグルンダー先生のオフィスも見学してきました。
治療の見学はできませんでしたが、彼のオフィス、併設されている技工所を案内していただき、楽しかったです。
スイスのチューリッヒ湖が見える側に大きなオフィスを構えており、とても綺麗な街でした。
スイスの街はゴミもほとんど落ちておらず、閑静な所でした。しかし、物価は非常に高く、ハイソサエティな国であると思いました。また勉強で訪れたいです。
この旅で学んだ、技術や知識、そして経験値をまた明日の臨床に生かそうと思いました。